とある町で幼き日のサニーは親の愛情を受けて幸せな日々を送っていた。たとえ治安が悪かろうとも自分にとっては平穏な日常だった。

しかし突然現れたギャングに親を殺されてしまい身寄りを失ったサニーは幼馴染のルージュの家に身を寄せた。そこで同じ境遇にいたフローラと出会い新たな生活が始まった。

サニーはルージュやフローラと一緒に遊んだり同じ学校で勉強を共にした一方で親の敵を討つべく身体強化を始めた。学業や社会生活の傍らでひたすら己を鍛えた。

やがて成長して独立すると形見である母の私服と父のマントを着用して過ごすようになり修行により力を入れた。そして様々な人々とかかわりあいながら今に成長を遂げた。

「・・・」
ふとサニーは目を覚ますと過去を思い出していた。それは他の皆も同じでマイケルは大企業の御曹司として英才教育で育ったこと、ゲンムは強くなるために修行を続けたら超人レベルにまで強くなっていったことを思い出すと気が付けばそこにはホットの戦士も駆けつけていた。

「俺たちも一緒だ。行くぞ。」
サニー達は起き上がると閻魔大王に立ち向かった。

「数が増えたからって調子に乗るなあああ!!!」
閻魔大王はそう叫ぶが起き上がったサニー達は一斉に攻撃を仕掛けた。何度圧倒されても絶対に屈しない、なぜなら今のサニーにはこんなにも頼もしい仲間がいるからだ。そんなサニー達を今まで出会った人々を含むたくさんの人たちが見守っていた。

多くの人々の声援に応えようとサニー達はどんどん威力を上げていった。

「これで終わりよ!!」
サニー達は一斉にエネルギー波を放つと一つの巨大な渦となって閻魔大王に直撃した。攻撃を受けると元の姿に戻り世界も元に戻った。

「どうやら間違ってたのは俺の方だったな。現世にも天国にも幾多の迷惑をかけたから俺は地獄に戻るよ。最後にこれだけは言っておくがこれからの行い次第では天国にも地獄にも入りうるからな。間違っても地獄行きにだけはなってはならんぞ。」

閻魔大王はそう言い残すと地獄に消えていき地獄の穴も消えた。全てが終わり日常が戻った地球ではまた平穏な日常が戻ったのであった。

終わり

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